フェイスブック、携帯電話向けアプリの改良が最重要課題=CEO

[パロアルト(米カリフォルニア州) 11日 ロイター] 米ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手フェイスブック<FB.O>のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は11日、新規株式公開(IPO)に向けたロードショー(投資家説明会)の中で、携帯電話向けのアプリケーションを改良することが2012年の課題との見方を示した。


パロアルトで開かれた説明会には約200人の投資家が集まった。フェイスブックが携帯事業からどれだけの収入を絞り出せるかに市場の注目が集まっており、長期的な成長に向けて欠かせないとみられている。

ザッカーバーグCEOとシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)は、広告事業全般が勢いを増しているとしたうえで、SNS内の利用者情報を取り込む手法のソーシャル広告が携帯事業を強化するための重要なツールとの認識を示した。利用者の所在地などさらに情報を収集すれば、より適切な携帯電話向け広告が提供できるとしている。

フェイスブックがIPOに向けて設定した仮条件の中間でプライシングされた場合の調達額は106億ドル。関係者が10日にロイターに明らかにしたところによると、公開価格決定を1週間後に控え、既に超過応募となっているという。