サウジのアルワリード王子、米ツイッター株取得で3億ドル投資

[ドバイ 19日 ロイター] サウジアラビアのアルワリード王子は19日、簡易ブログサイトの米ツイッターの株式取得で3億ドルを投じたことを明らかにした。

投資家として知られる王子は、世界的メディア企業ニューズ<NWSA.O>の7%株式を保有しているほか、新たにニュース専門ケーブルテレビをスタートさせる計画。世界のメディア産業への投資強化を図る動きの一環とみられている。

ツイッターへの投資は、王子が率いるキングダム・ホールディングス<4280.SE>と共同で、「数カ月間の交渉」の結果合意に達したという。

一部のアナリストの試算によると、王子とキングダムの出資比率は3.75%となる。

リヤドのBakheet Investment Groupの資産運用部門責任者Hesham Tuffaha氏は「ここ数年、アルワリード王子は通信とハイテク産業へのエクスポージャー拡大を進めてきた。ハイテク産業は過去3年間に大幅な利益を生み出した数少ないセクターの一つで、ツイッターポートフォリオに加える価値があると判断したのだろう」と述べた。