秋葉原のPCショップで「エルピーダ応援フェア」

 半導体大手エルピーダメモリの経営再建の動きが注目される中、東京・秋葉原では、独自に“応援フェア”を開く店が登場した。自作パソコン向けパーツを販売する「パソコンSHOPアーク」は、同社製の記憶用半導体「DRAM」を搭載したメモリーの特価セールを3月まで実施、「微力ながら、国産メーカーを支えたい」とエールを送る。


 セール商品はいずれも通常店頭価格の約1割引で、容量4ギガビットDRAM2枚で構成するメモリー(サンマックス製)が3660円など。円高や単価下落の苦境にあえぐエルピーダだが、製品自体の信頼性は高く、他パーツとの相性問題も起きにくいとして、同店では以前から売れ筋のメーカーだったという。

 それだけに特価セールへの反応は上々で、DRAMの値上がり観測も手伝って好調な売れ行き。村上斉之店長(38)は「国内唯一のDRAMメーカーとなったエルピーダは、いわば“ラストサムライ”。頑張って生き残ってほしい」と期待を込める。