アップル、次世代iPhoneのパネル拡大へ 最小でも4インチか=関係筋
【香港】スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の次世代モデルを年内に発売するとみられる米アップルは、従来よりも大型のパネルをアジアの供給業者に発注した。関係筋が明らかにした。
現行モデルのiPhone 4Sは3.5インチのパネルを採用しているが、来月に生産が始まる次世代モデルのパネルは少なくとも4インチになるという。
韓国のサムスン電子との競争が激化するなか、アイフォーンの魅力を高めようとのアップルの試みがこうした動きから垣間見える。1-3月期の携帯電話出荷台数で首位に立ったサムスン電子は最近、4.8インチのパネルを持つ新たなスマートフォンの導入を明らかにしている。
アイフォーンは初代から4Sに至るまで、3.5インチパネルを搭載してきた。関係筋によれば、次世代モデルのパネルは韓国のLG電子、シャープ、ジャパンディスプレイなど複数の企業が製造する。
タブレット端末「iPad(アイパッド)」についても、アップルが展開しているのは9.7インチの1サイズのみだ。ウォール・ストリート・ジャーナルは2月、アップルがこれよりも小さいサイズのパネルを搭載したタブレットをテストしていると報じた。