中国の一部でiPad販売停止、商標権侵害の訴え=報道

[香港 13日 ロイター] 中国の複数の都市で当局が家電店などに対し、米アップル<AAPL.O>のタブレット型端末「iPad(アイパッド)」の販売停止を命じた。iPadの商標権を所有していると主張する中国企業の訴えを受けた措置。13日付の人民日報などが報じた。


それによると、深センを拠点とするプロビュー・テクノロジーは当局に対し、商標権の侵害を理由に、河北省の石家荘など複数の都市でiPadの撤去を要請した。

同報道の内容について、ロイター単独の確認はできておらず、中国当局とアップルのコメントも今のところ得られていない。

現地紙の南方都市報が昨年報じたところでは、プロビューはiPadの商標について、2000年には中国を含む複数の国で正式に登録済みと主張しているという。

また、財新の電子版は昨年10月、プロビューはアップルに対し、商標権侵害で100億元(約1160億円)の損害賠償を求める訴訟を起こすと報じていた。